長野県

奈良井宿の「昼」と「夜」を撮影する 【日本一周No.77/長野県⑩】

2022年1月31日

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どうもこんにちは!
クレヨンぶろぐです🚐💨

今回ご紹介するのは、古き街並みが残る宿場町『奈良井宿』です。

その街並みは、江戸時代にタイムスリップしたかのような雰囲気を味わうことができ、歩いているだけで楽しめます。そんな宿場町の2つの姿をご堪能ください!

それではいってみましょう!!

二度楽しめる『奈良井宿』

1.奈良井宿ってどんなとこ!?

『奈良井宿(ならいじゅく)』とは、長野県塩尻市に位置する宿場町です。

この町は、江戸時代に整備された五街道の一つ「中山道(なかせんどう)」における34番目の宿場として栄えました。

現在においても、その街並みが「重要伝統的建造物群保存地区」として保存され、かつての面影を存分に味わうことができます。また、この街には、今なお人々の生活があるというのも魅力の一つ。

今回は、そんな古き街並みの昼夜それぞれの姿をご紹介していきたいと思います!

MAP|地図

駐車場は、奈良井宿周辺に複数点在しています。近くにある『道の駅奈良井木曽の大橋』も観光利用が可能です。
なお、宿場内については「地元住民の方以外の乗り入れはご遠慮ください」という旨が観光協会HPに掲載されています。周辺の駐車場はどこも宿場と近いので、徒歩で向かいましょう!

2.「昼」の奈良井宿

まずは「昼」の姿からご覧いただきましょう!
(※実際は、この前夜に夜の街並みを撮影したのですが、全体の雰囲気を感じていただくために昼の街並みからご紹介します。)

奈良井宿のメインストリートに入ると早速、前も後ろも情緒あふれる美しい街並みが広がっています。訪れる前は、ほんの一部の区間がこのような景色なのかなぁと想像していましたが、嬉しいことにその想像は覆されました。

しかも、この素敵な街並みが約1kmに渡って続いているんです…。

看板一つとっても味がある。

時折、脇道が伸びており、その先にはお寺や神社があったり。

『広寺山 大宝寺』
ふと見つけた可愛らしい七福神

気ままに歩いてると1kmなんてあっという間。街の端っこが見えてきました。

奈良井宿の西端にあったのは『鎮神社(しずめじんじゃ)』

調べてみると、かつて奈良井宿で疫病が流行し、それを鎮めるために祭祀がはじめられたといわれている神社だそう。大きくはありませんが、とても綺麗な神社です。

凄まじく真っ直ぐな御神木
鎮神社本社

お参りを済まし、折り返し。復路は、奈良井宿の家屋内を見学していきます。

まず立ち寄ったのは『中村邸(なかむらてい)』

元々は、櫛(くし)卸問屋だった商家で、主屋と土蔵がある町家造りの建物です。その文化財的価値を認められ、主屋・土蔵共に国の重要文化財に指定されています。

入館料:300円(中学生以下無料)

入口の潜戸(くぐりど)

中に入ると、想像以上の大空間かつとても落ち着く雰囲気の居室が広がっていました。

「カッテ」と呼ばれる一番大きな居室
主屋1階は縦に4室も連なっている
(驚くことにこの規模が一般的らしい)
正面から裏庭へと続く土間の雰囲気がとても素敵
憧れの縁側
裏庭にはこれまた立派な土蔵が佇む
中には貴重な櫛の数々

次に訪れたのは、『上問屋資料館(かみといやしりょうかん)』

こちらの建物も江戸時代に建築されたもの。現在では古文書や諸道具も展示された史料館として家屋内の見学が可能です。先述の中村邸と同様に、建物が国の重要文化財に指定されています。

入館料:大人300円・子供200円

屋内に入ると、またまた居室が連なっている・・・。あれ、少し様子が違う?

まさかの中庭。植栽されているのはオオモミジかな。この間取り素敵すぎる、理想すぎる。

古銭や印篭など数々の展示物
突き当たりの居室の外では紅葉が始まりつつある。
年老いることなく磨きがかかった廊下
(決して狙ったわけではない)
ほとんどの居室から見える中庭

というわけで結論。『中村邸』、『上問屋史料館』共にとても素敵な建物でした。
私の夢は、このような雰囲気の古民家に、超最先端機能と耐震補強をふんだんに施して住むことです。

贅沢の極み🤔笑

ゆの

昼間に奈良井宿に訪れる際は、ぜひこうした史料館の家屋内も覗いてみてください。

ということで、昼間の探索はおわり!

3.「夜」の奈良井宿

さて、お次は夜の姿を味わっていただきます!

時刻は午後7時前。すでに街は静まり返っており、人っ子一人歩いていません。たまに通過する車に気をつけながら撮影していきます。

早速撮れた1ショットがとても良い仕上がり! 昼間とはガラッと雰囲気が変わり、なんともノスタルジックな世界です。

ちなみに、この写真を見て結構明るいなと感じる方が多いと思いますが、実際はかなり暗いです。(冒頭に書いた通り、昼より夜の散策が先だったので、正直どこに何があって、どこまでが街なのかまともに分からない状態でした。)

所々灯がついたお店の前には、格子から漏れる光が道端に影を落としてエモいんです

新しくて洗練されたデザインのカフェやホテルもいくつかあり、道端から憧れを抱きつつ通り過ぎていく…。笑

編集で目がおかしくなった写真

その一方で、やはり主たる景色は情緒ある古き街並み。

灯の下には、情緒・暖かさ・人の生活が詰まってる
各所に設けられた水場は、昔から旅人の渇きを癒してきたらしい

そうこう歩いているうちに、昼の姿でもご紹介した『鎮神社』に到着。実際はこの夜が初対面で、暗さと厳かさにヒヨり、境内に入るのは躊躇われました…。

ということで折り返し。再び街並みを撮りながら帰っていくのでした。

我が家(キャラバン)に帰る前にもう1ヶ所『木曽の大橋(きそのおおはし)』に立ち寄ります。

いざ目の前にしてみると、木造とは思えぬ程大きい! この橋は檜で造られているそうで、橋脚を持たない橋としては日本有数の大きさなんだそうです。

街の光が吸い取られてるんじゃないかと思うほど明るい

ちなみに、こちらが道の駅の全体図。(見にくくてすみません!)

夜の散歩途中に大きい方をしたのが左下の駐車場、車中泊したのが右上の駐車場です。

前者の情報は不要です。

ゆの

これにて夜の奈良井宿探索も終わり!
どちらも全く違った魅力のある雰囲気を味わえて大満足でした。

皆さんは、「昼」と「夜」どちらの雰囲気が好きですか!?

【ついでにご紹介】
美しき水鏡『御射鹿池』

ついでにもう1スポットご紹介させてください!

それが長野県茅野市に位置する『御射鹿池(みしゃかいけ)』

こちらの池は、八ヶ岳中信国定公園内にある農業用のため池です。その魅力は、周囲の森の四季折々の風景、そしてそれを鏡のように映す池の水面。その美しい風景を目当てに、観光客や写真好きに人気のスポットです。

私も数年前からこの地を知っており、いつか行ってみたいと思っていました。実際に訪れてみた感想やいかに・・・。

MAP|地図

先述の『奈良井宿』とはまるっきり場所が異なるのでご注意ください!(行き来するのに車で90分くらいかかります笑)


いざ、現地付近まで来ると、何やら渋滞。まさか、みんな御射鹿池待ちか!?

どうやら、みなさん駐車場待ちのようです。休日だったから仕方ない。とはいえ、思ったよりも回転が早そうなので潔く待ちましょう。

ぼ〜😗

待つこと20分ぐらい。思ったよりも早く車を停めることができました。駐車場から池までは目と鼻の先。

ということで撮影した写真がこちら!

以上です。笑

どうしても一方向からしか池を見ることしかできないので、構図が限られてしまいます。さらに、滞在時間わずか10分で終わってしまう呆気なさにちょっと不完全燃焼…。真っ昼間という時間帯もインパクトに欠けたかもしれません。

確かに美しい景色なので行く価値はあると思いますが、次のような特徴のある条件下に行けば、より楽しめるかもしれません!

こんな条件下が良いかも!

  • 早朝や夕方など、陽が横からあたる時間を狙って、コントラストが強い雰囲気を味わってみる
  • あえて曇りの日を狙って、暗めの雰囲気を味わってみる
  • 冬の積雪時期に行ってみる(※雪道運転に慣れている人に限る)

ということで、短いですがおわり!

おわりに

奈良井宿の「昼」と「夜」、それぞれの雰囲気を味わっていただけましたでしょうか!?

写真を見ていただいた通り、奈良井宿には日常生活では中々味わえない雰囲気が広がっています。機会があれば、ぜひ立ち寄ってみてください!

それでは本日はこの辺で!!

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