「青森市中心地から手軽に行ける、見どころスポットを知りたい!」
「新幹線で青森に出張がてら、隙間時間にサクッと観光したい!」
そんなお悩み、ぼくが解決します。
どうも、日本全国47都道府県をたっぷり362日で旅した ”だいき”(@crayonblog1990)です!!
本記事では、青森駅を起点に半日で行ける、お手軽な観光モデルコースをご紹介します。ぼく自身が実際に訪れて魅力に感じた、3つのスポットを厳選して行程を作りました。青森市にお出かけの予定がある方は、ぜひ参考にしてみてください。
青森駅発・半日観光モデルコースの行程
今回ご紹介するモデルコースの全貌は、次のとおりです。
- 青森駅
- 【移動】徒歩5分
- 『青森魚菜センター』で朝食 or 昼食(30〜60分)
- 【移動】徒歩6分
- 『ねぶたの家 ワ・ラッセ』であの”祭り”を擬似体験(30〜60分)
- 【移動】
・公共バス or シャトルバスで約30分(※青森駅発)
・車で約15分 - 『三内丸山遺跡』で縄文時代の文化に触れる(1〜2時間)
- 【移動】
・公共バス or シャトルバスで約30分
・車で約15分 - 青森駅
ちなみに、新幹線が停まる「新青森駅」から「青森駅」までは、電車で約5分だよ!
観光時間だけで見れば、最短2〜3時間程度で周り切れるコースなので、観光時間が限られた方にも最適です。また、公共交通機関が充実したエリアでもあることから、車なしで気軽に周れるのも魅力のひとつ!
本記事では、上記でマークした3スポットをそれぞれ深掘りしていきます。
自分だけの究極海鮮丼が味わえる『青森魚菜センター』
早速、青森市観光の最初に訪れたい『青森魚菜センター』からご紹介していきます!
海鮮好きの方”必見”のスポット!
1.青森魚菜センターってどんなとこ!?
『青森魚菜センター』は、自分好みの海鮮ネタを盛って作り上げる海鮮丼「のっけ丼」 が味わえることで有名な市場です。
夢にまで見た ”究極” のオリジナル海鮮丼!!
さすが、海に囲まれた青森県。魚介の新鮮さや美味しさは、文句のつけようがありません。自分自身でネタを選ぶというエンターテイメント性の高さも大きな魅力です!
お土産にぴったりな海産物や加工品、青森の特産物なども数多く揃っているので、ぜひ隅々までチェックしてみてください。
2.スポット情報(料金・アクセス等)
所要時間 | 30~60分 |
営業時間 | 7:00~16:00 ※時期によって変動する可能性あり ※のっけ丼は、ご飯がなくなり次第終了 |
休業日 | 毎週火曜日 ※GW・8月ねぶた祭開催期間・お盆・年末年始は定休日変更の可能性あり |
料金 | のっけ丼:170円(1枚券)/2,000円(12枚券) |
詳細は下記サイトへ!
元祖 青森のっけ丼
MAP
アクセスについて
- JR青森駅から徒歩約5分
- 専用駐車場なし(近隣のコインパーキング等を利用)
3.現地レポート
市場内は、上写真と同規模のレーンが3列、全部で25軒ほどのお店が並んでいます。
ぼくが訪れたのは日曜日の朝7時。開店と同時に突撃です。特に混雑した様子はなく、ネタの選択から実食までスムーズに楽しめました!
食べログの口コミを見ると、1日の中で混雑しやすいのはお昼時。期間でいえば、GWなど長期休暇の際に混雑する傾向が見られます。なお、「お昼を過ぎるとネタが少なくなっていく」といったコメントも散見されました。
なるべく早い時間帯に行くのがベストだね!
さて、本題の「のっけ丼」の作り方を解説!
のっけ丼完成までの道のり
- 案内所で食事券を購入
・170円(1枚)/ 2,000円(12枚) - 丼のベースになるご飯をGET
・指定のお店で食事券と引換
・並盛(1枚)/ 大盛(2枚) - 好きな店舗で好きなネタをGET
・引換枚数はネタによって異なる
・ネタの種類や大きさはさまざま
・汁物などのメニューもあり
・違うお店のネタを組み合わせてOK
・店員さんに欲しいネタを伝えると、半券と引換に丼に乗っけてくれます! - 実食
・市場1・2階の方々にある休憩所でいただきます!
「のっけ丼」は、保健所指導に基づき、テイクアウトができません。
食を楽しむ素敵すぎるシステム!!
そんな素敵なシステムで、ぼくの理想を叶えたオリジナルのっけ丼がこちらです。
かなり色味は偏ってますが、それも好きなものづくしの「のっけ丼」ならでは!
- まぐろ赤身
- まぐろ大トロ
- ねぎトロ
- 鯛
- かんぱち
- いか
- だし巻き卵
- 味噌汁(あおさ)
今回は、2000円の食事券を使って、試行錯誤しながら作り上げました。
「いただきます」から「ごちそうさま」まで、ずっと大好きな味が口に飛び込んでくる至福の時間・・・。
青森市内でグルメを楽しみたいなら、ぜひこの贅沢を味わってほしい!
”ねぶた”を一年中見れる『ねぶたの家 ワ・ラッセ』
続いてご紹介するのは『ねぶたの家 ワ・ラッセ』です。
青森に行くなら、ねぶたを見ずには帰れない!
1.ワ・ラッセってどんなとこ!?
日本を代表する祭りのひとつ ”ねぶた祭り” の雰囲気を1年中楽しめる『ねぶたの家 ワ・ラッセ』。
ワ・ラッセでは、ねぶたの歴史や制作過程を学べるほか、実際に祭りで出陣した山車そのものが展示されています。しかも、季節問わず1年中見れるのが魅力!
今回紹介する3スポットの中でもイチオシ!
「ねぶた祭りに憧れはあるけど、開催期間にタイミングよく行けそうもないなぁ・・・」
と、残念に思っている方も多いのではないでしょうか。そんな方は、ここに行かない理由はありません。きっとあなたを満足させてくれるはずです!!
2.スポット情報(料金・アクセス等)
所要時間 | 30~60分 |
営業時間 | 5~8月 9:00~19:00(最終入場18:30) 9~4月 9:00~18:00(最終入場17:30) ※ショップや食事処については、下記HPをご確認ください。 |
休業日 | 8月9・10日(展示ねぶた総入替)、12月31日、1月1日 |
料金 | ねぶたミュージアム・ねぶたホール:大人620円/高校生460円/小・中学生260円 ※ほか観光施設との共通券も販売(詳細は下記HPへ) |
そのほか詳細は下記サイトへ!
ねぶたの家 ワ・ラッセ
MAP
アクセスについて
- JR青森駅から徒歩約1分
- 隣接の有料駐車場あり(普通車は、最初の1時間まで220円・以降30分超過毎に110円)
※ねぶたミュージアム観覧者は1時間無料
※夜間駐車等の詳細は、先述HPをご確認ください
3.現地レポート
ワ・ラッセは、青森駅の目の前にあるうえ、とてもデザイン性が高い建物なので、ひと目で発見できます。
中に入ると、エントランスから早速小さなねぶたがお出迎えしてくれました。はじめて見るその姿にテンションが上がりまくり!
入場チケットを購入し、いざミュージアムへ。
まず現れたのは、ねぶた祭りの歴史や、ねぶたの製造過程を解説した資料や写真の数々。次の写真は、歴代祭りで大賞を受賞したねぶたの一覧表です。
壁一面にずらっと並んでいて、歴史の長さを実感できたよ!
写真から祭りの熱気と迫力を感じるね!!
資料展示スペースを抜けると・・・。
1・2階が吹抜けになったホールに、どデカい本物のねぶたたちが待ち受けています!!
凄まじい躍動感と、細部までこだわり抜かれた精巧さに、ただただ圧倒されます。
それぞれのねぶたでテーマが異なり、テイストもさまざま。
なかには、こんな可愛らしいねぶたまで!
そのほか、ねぶたの構造が見て取れる、顔・腕・足などパーツごとの展示もありました。
角材・針金・紙だけで、これだけのスケールと迫力を出せるのは、まさに職人技。目の前に佇むねぶたをゆっくりじっくり見ることで、精巧さを感じますね。
同時に、 ホンモノのねぶた祭りを見にいきたい気持ちが、沸々と湧き上がりました。
いつか絶対行くぞ〜!!
あらためて言うけど、マジでおすすめのスポット。「ねぶた」に少しでも興味がある方には、必見スポットですよ!
『三内丸山遺跡』で縄文時代にタイムスリップ
さいごに、今回のモデルコースを締めくくる『三内丸山遺跡(さんないまるやまいせき)』をご紹介します。
いざ、縄文時代のムラへ!
1.三内丸山遺跡ってどんなとこ!?
日本最大級の縄文集落跡『三内丸山遺跡(さんないまるやまいせき)』。
1992年に始まった発掘調査により、今から5,900〜4,200年も前の大規模集落跡が発見された本遺跡。当時の建物跡や出土品も数多く見つかっています。
そんな昔の物が出てくるなんてロマンあるわ!
時代を紐解くための重要性の高さから、遺跡の保存が決定し、これまで環境整備や一般公開が行われてきました。1997年に国の特別史跡に、2021年には「北海道・北東北の縄文遺跡群」の構成資産の1つとして、世界遺産に登録されています。
発掘現場はもちろん、縄文当時の建物・集落が復元された「縄文のムラ」が大きな見どころ!
2.スポット情報(料金・アクセス等)
所要時間 | 1~2時間 |
営業時間 | GW・6~9月|9:00~18:00(最終入館17:30) 10~5月|9:00~17:00(最終入館16:30) |
休業日 | 毎月第4月曜日(祝日の場合は翌日) |
料金 | 一般410円/高・大学生200円/中学生以下無料 |
そのほか詳細は下記サイトへ!
特別史跡「三内丸山遺跡」
MAP
アクセスについて
- JR青森駅から公共バス or シャトルバスで約30分/タクシーで約15分
- JR新青森駅からシャトルバスで約15分/タクシーで約6分/徒歩で約35分
- 無料駐車場あり(収容台数約500台)
3.現地レポート
はじめに、エントランスである「縄文時遊館」で受付を済ませ、館内・遺跡へと進んでいきます。
縄文時遊館の館内には、資料・出土品の展示をはじめ、出土した土器等を保管する収蔵庫などもあり、まさに「縄文文化の博物館」といったところ。
土偶作りや、まが玉作りなどが行える体験工房もあるよ!
縄文時遊館の中ほどにある出入り口を抜けると、いよいよ遺跡の現場に潜入です!
メインエリアである「縄文のムラ」には、復元建物が立ち並び、文字通り集落を再現。合間に点在する白いドーム型の建物の内部には、発掘された遺跡そのものが保存されています。
まずは、こちらの「大型竪穴建物」を覗いてみましょう。
外観からすでに大きい建物ですが、内部の床は地面より深く掘り下げられており、想像以上の大空間が広がっていました。
素人目ながら、支柱や梁の組み方などを見ると、数千年前にこんな優れた建築技術があったのかと驚かされますね。
続いて見上げたのは、三内丸山遺跡のシンボルともいえる「大型掘立柱建物」です。
柱の横に立つ彼女を見てもらえば、スケール感がよく分かるのではないでしょうか。
想像以上に大きかった!
大きさはもちろんのこと、これだけの大きな材料をどのように調達・運搬して組み上げたのか、非常に好奇心をそそられます!
足すくみそうだけど、登ってみたい。笑
ちなみに、本来は屋根があったらしい。しかし、建物の用途にさまざまな説があることから、今のところ復元されていません。
復元建物の横には、実際に発掘された建物跡が保存されていました。先述の通り、発掘現場はドーム型の建物で覆われており、保存状態を保つために空調が整えられています。
両腕を広げたくらいの大きな穴は、先ほどの復元建物が現実に建っていたことを実感できますね。
余談ですが、真夏に入るととても涼しいです。笑
続いては「掘立柱建物」。いわゆる高床式の建物で、規模は小さいものの、作りはやはり精巧です。
こちらは「竪穴建物」。縄文時代と聞いて、このような建物をイメージする方も多いのではないでしょうか。
ところで、同じ時代に大きく2種類の建物があったわけですが、どのような用途で使い分けていたのでしょう!?
どうやら縄文時代には、住居のほとんどが「竪穴建物」である一方、「掘立柱建物」は倉庫や神殿などの用途で建てられることが多かったそうです。
一番数が必要な住居は量産型の「竪穴建物」、重要度が高い用途には「掘立柱建物」というような使い分けだったのかもしれませんね。
遺跡っていろんな興味が湧いてくるね。
「遺跡ってすごいけど、どうしてもそれだけだと物足りない感じがする」
そう思われる方でも、三内丸山遺跡はおすすめです。なぜなら、「ムラ」そのものを復元した大スケールで見応え抜群だから!
しかも、最高に緩いキャラクター「さんまるくん」があなたをお迎えします。
案内板などあちこちに出現するから探してみてね・・・笑
おわりに
本記事では、青森駅をスタートして半日で周れる、お手軽な観光モデルコースをご紹介しました。
- 新鮮魚介を自分好みに盛り尽くす ”のっけ丼” が味わえる『青森魚菜センター』
- 青森の夏の象徴 ”ねぶた祭り” の雰囲気と ”ねぶた” の迫力に魅せられる『ワ・ラッセ』
- 縄文時代の ”ムラ” と ”巨大建築” に好奇心をくすぐられる『三内丸山遺跡』
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ぼく自身今回のコースで周ってみて、とても充実した半日を過ごせたので、自信を持っておすすめします。
これから青森駅、新青森駅周辺に訪れる予定の方は、ぜひ計画の参考にしてみてください!