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【車中泊DIY】ど素人によるキャラバン改造計画|ベッドキット編

2021年5月17日

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「おしゃれで使い勝手の良いベッドキットを自分で作りたい!」
「ベッドキットをDIYして、既製品よりもコストを安く済ませたい!」

そうお考えの方必見の記事をまとめました。

だいき

どうも!DIYど素人ながら、日産キャラバンを車中泊仕様に改造した ”だいき”(@crayonblog1990)です!!

本記事では、車内におしゃれ空間と抜群の収納力を実現する『ベッドキットDIY』の手順について解説します。

この記事を読んでわかること

    • ベッドキットDIYに必要なアイテム
    • ベッドキットDIYにかかる費用・期間
    • ベッドキットDIYの手順
    • 自作ベッドキットならではの工夫

車のDIYを計画されている方、キャラバンユーザーでよく車中泊をされる方は、ぜひ参考にしてみてください!!

ベッドキットDIYの概要

はじめに、ベッドキットDIYの目的や必要アイテム、作業に要した費用などを解説します。

だいき

最初に全体像を把握すると、スムーズに作業が進むよ!

今すぐ作業手順を読みたい方はこちら!
▶︎ベッドキットDIYの手順

1.ベッドキットDIYの目的

ベッドキットといえば、キャラバン・ハイエースはもちろん、ミニバン車種などに対応した既製品が販売されています。

高価な製品ですが、組み立て・設置がカンタン、かつ耐久性やクオリティの高さは言うまでもありません。

既製品ならではの良さ✨

ゆの

では、なぜベッドキットをDIYするのか、その目的は2つ!

  • 統一感ある車内空間を演出
  • 使用用途に合わせた収納を実現

第一の目的は、既製品のベッドキットでは難しい、統一感ある車内空間を演出すること。

特に、ぼくのように、車内全体のDIYを計画されている方に重要なポイントです。フローリングやキッチンなど他の設備も自作する中で、デザインに統一感を持たせるには、やはりDIYが最適!

第二の目的は、自分の使用用途にピッタリな収納を実現すること。

既製品は、天板が大きく作られているタイプが多く、頻繁に荷物を出し入れするには不便です。一方、DIYであれば、天板の大きさや分割数は自由自在。自分の使用用途に最適なレイアウトが可能です!

2.使用する道具

使用する道具は、次の5点です!

  • ジグソー
  • インパクトドライバー
  • メジャー
  • L型定規
  • 型取りゲージ

3.使用する材料

使用する材料は、こちら!
※数量は、あくまでキャラバンにおける目安

  • 赤松角材/45×45×2000mm(×12本)
  • パイン集成材/25×910×1820mm(×1.5枚)
  • ベニヤ板/2.5×910×1820mm(×1枚)
  • 1×4材/19×890×1820mm(×2枚)
  • 塗装料(ステイン・ニス)
  • ビス、補強金具など
だいき

1つずつ、かんたんに紹介していくよ💁‍♂️

・赤松角材

ベッドのフレーム部分に使う「赤松角材」

選んだ理由は、断面が正方形のため、構造が検討しやすいと考えたから。また、束売りで安かったというのも大きな利用です!笑

サイズは異なりますが、ネットでも束売りされている製品がありました。とはいえ、木材はネットだと割高なので、ホームセンターで購入するのが一番おすすめです。

近くに店舗がなかったり、材料を車に乗せきれない場合は、ネットでの購入も便利だね!

ゆの

・パイン集成材

ベッドの天板部分に使う「パイン集成材」

合板などに比べると値段が高いですが、見た目と肌触りが良いのが特徴。家具にも良く使われる木材です。

・ベニヤ板

ベッドの側面部分に使う「ベニヤ板」

耐久性はそこまでありませんが、今回は化粧板として使用するので必要十分!

・1×4材

DIY定番の材料のひとつ「1×4材(ワンバイフォー)」

使用用途については、手順の項目で解説します!

・塗装料

ベッドキットDIYでは、2種類の塗装料を使用しました。

1つ目は、着色目的の「水性ポアーステイン」。カラーバリエーションが豊富なので、好みやデザインに合わせて選択できます。

2つ目は、水分や汚れからの保護を目的とした「水性ウレタンニス」。肌触りがツルツルになったり、木の模様がくっきりしたり、質感のアップにも繋がります。

だいき

光沢が強いのが嫌だったので、”つや消し”タイプを選択したよ✌️

・ビス、補強金具など

フレームの固定に使用した「ビス」「L型ブラケット」

このほか細かいアイテムは、使用場面にて都度ご紹介します!

4.費用・期間

ベッドキットDIYにかかった費用は、約28,000円(※工具代除く)。

既製品の相場に比べると、コストはかなり抑えられています。

内訳

赤松角材(×12)6,000円
パイン集成材(1.5)9,000円
ベニヤ板(×1)1,500円
1×4材(×2)500円
塗装料4,000円
ビス、補強金具など7,000円
※2021年4月購入時点の概算

作業時間は、合計6日間かかりました。寸法や構造まで、その場で試行錯誤しながら進めていたので、妥当な時間かと!

ぼくのようなDIYど素人には大変な作業でしたが、どんどん組み上がっていく様子が楽しくて・・・。

だいき

6日間、朝から晩まで作業してた✨

▲ 目次に戻る

ベッドキットDIYの手順

続いて、ベッドキットDIYの具体的な手順を解説していきます!

だいき

作業自体は難しくないけど、寸法を調整するのが少し大変だったかな。

1.ラフ図面作成

まずは、ベッドフレームのラフ図面を作成します。

寸法や構造など、完成形を固めておくのが目的。内装が凸凹した部分などについては、作業を進める中で細かい調整を行います!

図面作成にあたって、こんなポイントを意識しました。

  • 収納必須のアイテムが入るサイズにすること
    (ぼくの場合は、車載冷蔵庫が基準!)
  • 座っても窮屈にならない高さにすること
  • 取り外しやすい大きさに分割すること

人それぞれ基準が変わるポイントだね!

ゆの

ちなみに、最終的な完成イメージはこちら。

▼我がキャラバンの構想段階の詳細は、こちらの記事にまとめています!

2.フレーム材料加工

続いて、図面で確定させた寸法に合わせて、角材をカットします。

だいき

ここで重要なアドバイス!

直線的なカットを行う場合、ジグソーではかなり難しいため、丸鋸を使用するのがおすすめ。

ジグソーでカットすると、手ぶれや木の節目などの影響で、このように断面にばらつきが出てしまいます。

ぼくは、ジグソーで気持ち調整してやり過ごしましたが、結果的にフレームが歪む原因に・・・。

より高いクオリティを追求するためには、丸鋸でのカットが懸命です。

だいき

この歪みは、今でも結構後悔してる😂

3.フレーム組み立て

続いて、カットした木材を使って、ベッドフレームを組み立てていきます。

見ての通り、フレームは複数に分割した構造になっており、必要に応じて取り外し可能(車検時など)です。

このサイズなら、1人でカンタンに取り外せるね👌

ゆの

タイヤハウスにかかるフレームは、それを避けるような構造に調整。

最後方のフレームは、仕切りを設けた大きめの構造。一部内装がカーブしている箇所は、細かく屈折させて対応しています。

耐久性については、ビスによる固定だけでは心許ないため、L型ブラケットで補強。ビクともしない安心のフレームに仕上がりました。

もはや、やりすぎレベルの補強。笑

ゆの

4.天板材料加工

お次は、天板として使うパイン集成材の加工

フレームの大きさ・分割数に合わせてカットするだけなので、比較的イージーな作業です。

ただし、最後方の天板は、型取りゲージを使用し、内装のカーブに合わせたカットが必要。

ぴったりフィット✨

ゆの

5.塗装

続いて、各パーツの塗装を行います。

塗装の内容は、次のとおり。

  • ベッドフレーム(赤松角材)
    →ホワイトステイン&つや消しニス
  • 天板(パイン集成材)
    →つや消しニス
  • 側板(ベニヤ板)
    →ホワイトステイン&つや消しニス
だいき

天板については、素材の色味を活かすために、ニス塗装だけにしたよ!

6.側板取り付け

さいごに、ベニヤ板・1×4材をフレームの側面に取り付けます。

ベニヤ板は、フレームを剥き出しにしない化粧板の役割。強力接着剤でサクッと取り付けました。

だいき

あくまで見える部分だけでOK!

1×4材は、天板を支える取っ掛かりの役割。

ベットキットと対面になるマルチキッチン側も、同様に1×4材を取り付けており、両側で天板を支える仕組みになっています。

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ベッドキットDIYの完成イメージ

ついに、オリジナルのベッドキットが完成!

だいき

スペックがこちら💁‍♂️

  • 長さ180 × 幅110 cm
  • 天板は、全7枚に分割
  • 収納は、全5区画確保

身長180cmのぼくひとりでも、彼女と並んで2人でも、快適な大きさ!

また、天板下には大容量収納を確保しており、長旅にも十分対応できるスペースです。

しかも、これだけ大きなベッドキットにも関わらず、リアシートの展開に何ら支障はありません。

キャラバンの広さをあらためて思い知るDIYだったね!

ゆの

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自作ベッドキットならではの工夫

お次は、自作ベッドキットだから導入できた工夫ポイントをご紹介!

だいき

手順では紹介しきれなかった、細かい部分もまとめてるよ💁‍♂️

1.座りやすい掘りごたつ仕様

1つ目の工夫は、座りやすさを重視したポイント!

7枚の天板のうち、2枚の天板下は収納がありません。天板を取り外すことで、足を降ろして座れる「掘りごたつ」仕様に変化します。

椅子のように自然に座ることができるので、PC作業や食事もラクラク。車内生活の快適性アップに欠かせない工夫です!

だいき

若干天井に頭があたるのがネック・・・。

ちなみに、私はあたらない!笑

ゆの

2.一枚二役のリバーシブル天板

”掘りごたつ仕様”にして取り外した2枚の天板は、それぞれ別の用途が備わっています。

1枚目のもうひとつの機能はこちら!

元々キャラバンに備わっている「仕切り棒」を利用したテーブルです(※仕切り棒とは、積載物から座席を保護するためのアイテム)。

天板裏面に、仕切り棒の直径に対応したパイプクランプと、折りたたみ式のL型ブラケットを取り付けただけのシンプルな仕組み。

仕切り棒にパイプクランプをはめて、ブラケットを開けば、立派なテーブルに変貌を遂げます!

だいき

体重をかけたりしない限り、安定して使用できるよ✨

▼使用したアイテム

2枚目のもうひとつの機能がこちら。

折りたたみテーブルの脚を取り付けた、またまたテーブル!

車内に限らず、車外に持ち出して使えるので、キャンプ場などで食事をする際にも便利なアイテムです。

ぼくの場合、こんな感じで使用することがほとんどでした。

キャラバンのリアシート部分にすっぽりハマる、車内書斎のできあがり〜!

だいき

座椅子との組み合わせが最強✨

▼使用するアイテムの参考例

3.建具を利用したフレーム連結機能

いわゆる「パッチン錠」を利用した、フレームの連結機能。

フレームの内側に取り付けたパッチン錠で連結・固定することで、走行中に暴れないよう対策しています。

取り外しがラクなのも便利!

ゆの

▼使用するアイテムの参考例

4.便利でおしゃれな革取手

天板の取り外しに必要な取手は、レザーを使っておしゃれなデザインに!

今回使用した製品は、ボルトタイプの物。

ただし、ボルトは取り付けが大変なので、レザーとナットだけ使用し、ビスで固定しました。

だいき

ナチュラル色が、木の雰囲気に馴染んでいい感じ✨

▼使用したアイテム

▼垣間見えたベージュのマットレスも手作り。その制作過程は、こちらの記事でまとめています!

▲ 目次に戻る

おわりに

本記事では、車中泊ベッドキットを自作する手順について解説しました。

車内の快適性を高め、かつ大容量収納にもなるベッドキット。車中泊される方にとっては、最も重要な設備と言っても過言ではありません。

既製品もある中でDIYするメリットは、デザインやレイアウトを完全オリジナルで作れること。おしゃれな車内に憧れていたり、自分に最適な収納を実現させたい方には、断然DIYがおすすめです。

ぜひ、本記事を参考に、理想のベッドキットを作ってみてください!

だいき

当ブログでは、車中泊DIYの全工程を記事にまとめています💁‍♂️
※現在、各記事を随時リニューアル中

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