北海道

日本本土最東端のまち『根室』へ!! 【日本一周No.47/北海道⑨】

2021年11月6日

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どうもこんにちは!
クレヨンぶろぐです🚐💨

今回は、日本本土最東端、朝日に一番近い街『根室』を巡った日の様子をまとめました✏️
あいにく、天気には恵まれませんでしたが、それはそれで最果て感が強調されて良かったと思います✌️😁

根室を巡ったのは8月上旬。
にも関わらず、最低気温は10度前半まで落ち込み、私の夏は早くも終わりを告げたのでした🥶笑
今年の北海道はかなり暑いと聞いていたのですが、それでもお盆が近くなると段々と冷え込んでくるものなのですね。
ましてや、最東端根室ですからね、寒かったです笑
夏の終わりには、森山直太朗を聴きたくなるのは私だけでしょうか🤔

それではいってみましょう!!

手付かずの自然が残る『春国岱』

根室市に到着し、まずはじめに訪れたのは『春国岱(しゅんこくたい)』です☝️

こちらの『春国岱』とは、汽水湖である風蓮湖と根室湾に挟まれた細長い島です。
島と言っても、北海道本土と離れている距離は僅か、かつ短い橋で結ばれているので、一見陸続きのよう🤔
この島は、長い年月をかけて堆積した砂州からなっており、その上には様々な植物が生い茂り、多くの野鳥や動物が生息する手付かずの自然が残されています
この珍しい環境から、別名で「奇跡の島」とも呼ばれているそう✨

その中でも特に、生息する野鳥の種の数は、日本で見ることができる種の半分を超えているとのこと😳
前回ご紹介した釧路湿原同様、「ラムサール条約」の登録地でもあります
私が訪れた際にも、三脚にごっつい望遠鏡を取り付けて、バードウォッチングされている方々が何組かいらっしゃいました🔭

ということで、そんな「奇跡の島」に向かうわけですが、現地をどのように周れば良いか分からなかったので、まずは近くにあるネイチャーセンターで情報を探ります🔍

早速スタッフの方にお話を伺うと、どうやら春国岱には5つの遊歩道コースがあることが分かりました。
しかし、私が一番行きたいと思った森林地帯に伸びるコースは、通行止めになっているとのこと😱
残念ですが、とりあえず行けるところまで歩いてみましょう🚶‍♂️

ヒグマ出現の可能性についても確認したところ、目撃情報は僅からしく、そんなに心配する必要はなさそうです☝️
ただし、油断は禁物なので、熊鈴を持って歩きます!

ネイチャーセンターを後にし、春国岱遊歩道の入口へ💨

掲げられている看板のフレーズで身が引き締まります😤

「野生の生きものたちが主役をつとめる世界です」
「とってよいのは写真だけ、のこしてよいのは思い出だけ」

遊歩道入り口付近の沼地には、小型ボートがありました🚤
何か獲れるのかな、それとも調査用とかでしょうか🤔

それはさておき。
いざ!!

遊歩道へ足を踏み入れると、立派な木道が整備されていて歩きやすい👍
幅もそれなりにあるので、他の方とのすれ違いも余裕です。

遠くの森林方面を見ながら歩いていると、何やら動くものが🧐
望遠レンズで覗いてみると、エゾシカがあちこちに!

こちらはお母さんと子供の親子でしょうか。
よく見てみると、首にタグ?みたいなものがかけられているので、何かの調査をしているのかな🤔

足元の草を食べたり、寝っ転がってのんびりしたり、これだけ距離が離れているからか、道路や街で出会う人に慣れた鹿を見る場合と比べて、何だか素の姿を見れているように感じます。

エゾシカの他にも、大きくて目立つ鳥がたくさんいました。
最初はタンチョウなのかと思ったのですが、頭が赤くないし、身体の色もグレーがかってるから違う気がする🤔
分かる方がいらっしゃれば教えてください🙏

一直線に続く木道をしばらく歩くと、最初の分岐点に到着。
教えていただいた通り、森林地帯に向かう木道はこの通り通行止めになっていました🙅‍♂️
ガチガチにテープが貼られており、事件感があります笑

一方で、島の先端へと続く道に向けては、ここから木道は整備されていません。
とりあえず、行ってみようと足を踏み入れるも、かなりのぬかるみで、私の装備ではとても先へ進めそうにありません😅
後から来たグループは、膝くらいまである長靴を履いてきており、何食わぬ顔でこの地帯を通過して行きました笑

ここで発見できたことは、地面にびっしり広がる同じ種類の貝があるということだけ💁‍♂️
なんだこれ?

これ以上進むことは困難なので、残念ですが引き返します🚶‍♂️
また、遠くを見ながら何かないか探していきましょう🔍

そんなわけで歩いていると、面白い瞬間を目撃することができました😍

先ほど見た大きな鳥が魚を捕獲したところ、周囲にいたウミネコ達が郡になってそれを奪おうと追いかけています😳笑
飛ぶのが早すぎたので、ピントが合っていませんが、その光景がこちらです👇

長いこと追いかけ回され、最終的には魚を落としてしまい、誰も得しない結果となってしまいました笑
まるでファインディングニモのようなこの光景に、思わず笑ってしまいました🤣

ということで、今回はこれにて探索終了👏
残念ながら、コース的にあまり代わり映えのない風景しかみることができませんでしたが、それでも野生動物たちの姿がたくさん見れて楽しめました✨

本土最東端『納沙布岬』

お次は、『根室』といえば、訪れた方が必ず行くであろう『納沙布岬(のさっぷみさき)をご紹介します☝️

この岬は、本土最東端のまち『根室』の先っちょ、つまりガチの本土最東端にあたる岬です💁‍♂️
あいにくの荒天で、本来見えるはずの歯舞群島が見えませんが、東の端に到達!!
荒々しい波が、地の果てらしさを演出しており、これはこれで好き🤔

もちろん、岬を象徴する灯台もあります!!
こじんまりとしていますが、場所が場所だけに風格があります✨

灯台の目の前まで来てみると、その風格も落ち着き、ちっちゃくて可愛らしい気もします笑
ちなみに、この灯台は北海道初の洋式灯台だそうです🤔

最東端ということで、何も達成していないのに何か達成したような高揚感が湧いてきますが、特に他にすることはないので探索終了です😁笑

が、ここで学ぶことはまだあります☝️
次いってみましょう💨

知っているようで知らない「北方領土問題」

納沙布岬のお隣には、『望郷の岬公園(ぼうきょうのみさきこうえんという公園があります。
お隣というか、もはや納沙布岬の一部です🤔

その名の通り、「古郷を望む岬にある公園」
すなわち、日本の領土である北方四島を望む公園

日本が抱える領土問題の一つ、北方領土問題。
ほとんどの方が知っているようで知らない事柄ではないでしょうか。
私自身、薄っぺらな知識のみで、自分ごととして捉えられているかと言われたら、恥ずかしながら全くといっていいほどできていません。

今回ご紹介するこちらの公園には、資料館やモニュメントなど、北方領土問題を考えさせられる施設が多くあります。
実際に私もそれらを見て回りましたが、それだけでこの問題を語れるほど単純ではありません。
が、施設の紹介だけでも、「根室に行った際は立ち寄ってみよう!!」「北方領土について少し調べてみるか🤔」と興味を持つようなきっかけになったらと思い、書かせていただきます!!


公園の海沿いの区画の地面には、このように北海道と北方四島の地図がペイントされており、位置関係がとても分かりやすいです。
こうして見ると、ここ納沙布岬から歯舞群島までは、本当に目と鼻の先の距離ですね…。
ここ納沙布岬から歯舞群島を構成する島の一つ「貝殻島」までの距離は、なんと3.7kmしかないそうです。

日本固有の領土、かつこれだけ近い距離にも関わらず、足を踏み入れることができないというのは、悲しくやるせない気持ちになります。
加えて、北方四島にはどんな景色が広がっているのか、とても見てみたいという気持ちも正直なところです。

お次は、こちらの巨大なモニュメント↓
北方領土返還を祈念するために作られた『四島のかけ橋』という像です。

このモニュメントの下には、「祈りの火」が灯されています

写真だと分かりにくいかもしれませんが、遠くから見てもかなりインパクトがある大きさ。
まさに、北方領土返還実現への強い願いを象徴するモニュメントです。

最後は、戦前の北方四島の生活ぶりを知ることができる『根室市北方領土資料館』を見学しました。
公園駐車場横に隣接しており、外観はこちらです↓

中に入ると、いきなり資料がドーンと思いきや、北海道内・近海に生息する数々の動物たちがお出迎え😳
一番存在感のあるこちらのトドの剥製は、知床半島の羅臼町近海で捕獲されたそうです。
『トット君』という愛称が付けられていました笑

資料館の奥へ足を進めると、このようなジオラマや数々のパネル資料、シアタールームなどがありました。

こちらは、色丹半島に存在した色丹神社の鳥居を模したものです。
かつて色丹半島には、東洋一ともいわれた捕鯨場があり、鯨漁が盛んに行われていたそう。
その地域柄から、このように鯨の骨が活用されていたんですね🤔

こちらは、終戦直後のロシア占領下で撮影されたという貴重な写真の数々。
ロシア人家族と住民の方々が一緒に写った写真や交流する写真など、想像していた占領下とは違う印象を抱きました。
とはいえ、ここを故郷とする方々がその後強制的に追い出されてしまったのも動かぬ事実。

こちらは当時使用されていた衣服や鞄などの生活用品
毛皮などが用いられているのはもちろんのこと、色合いや模様など、特に左手の袢纏(はんてん)は、アイヌ民族の衣服ような雰囲気があります。
当時使われていた実物を見ることができるのは、その時代を身近に感じることができるので、やはり貴重なものですね。

最後は、私自身とても興味をもった映画のご紹介。
それは『ジョバンニの島』という、2014年に公開された映画です。
私もこの施設に来て、このパネルを見るまでその存在を知りませんでした。

こちらの映画は、戦時中の生活からロシア軍の侵攻、その後の強制送還など、色丹島を舞台に、そこに住む兄弟、そして島民たちが辿った過酷な運命を描いた作品です。
実話をもとにした作品で、学校で歴史を勉強するだけでは分からない事実を知ることができる映画だと思います。

偉そうにご紹介していますが、私自身まだあらすじと予告編を見ただけで本編を見るに至っていません😔
時間を見つけて、当時の状況の一部を知れるこの映画をしっかり見たいと思います。

説得力に欠けてしまい申し訳ありませんが、もし同じようにご興味を持っていただいた方は、ぜひ視聴してみてください!


ということで、短い時間ではありましたが、北方領土について考えさせられる貴重な時間でした。

今回、根室に訪れてみて抱いた強い印象が一つあります。
それは、北方領土問題を身近に捉えている日本人は、本当に数少ないのではないかということ。

根室市内には、北方領土問題について提起する看板が各地に設置されていました。
こうして問題を提起したり、強い思いを持つのは、北方四島を望むまちとして必然的なことだと思います。
しかし、その一方で同じような思いを抱く人が日本各地にはどれくらいいるのでしょうか。
知人に聞いたところ、同じ北海道内でも学校の授業などで、北方領土問題を大きく取り上げて学習しているというわけではなさそうなんです。

国が抱える大きな問題の一つにも関わらず、ここまで浸透してないのはなぜなのかとシンプルに疑問に思ってしまいました。
そんな疑問を強く感じたので、まずは自分自身様々な事実をちょっとずつでも勉強していきたいと思います。

もし、今後根室を訪れる予定の方がいらっしゃいましたら、楽しむことに加えて、北方領土の問題にも少し興味を向けてみていただけたらと思います!!

おわりに

てなわけで、今回の根室探訪はこれにておわり!!

根室市内は、結構行く場所が限定的になってしまう印象がありますが、前述の最果て感など、私にとっては普段見ることのない景色が広がっていたので、かなり楽しめました👍
天気が悪かったとしても、それならではの静寂と孤独感をこの通り味わえます👇笑

そして、最後にご紹介した北方四島に関する施設も含めて、ご興味を持っていただけた方は、ぜひ訪れる機会を探ってみてください✌️!!

それでは本日はこの辺で!!

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